会社のルーツは15世紀〜17世紀前半のヨーロッパは大航海時代各国が新しい航路や新大陸の発見に力を注いでいた時代に遡るという。この時代航海をする際は「当座会社」といって、その都度「座」を開き、出資金を集め、船を準備し航海をして買い付けを行い、出資者に利益を分配していたといわれている。いわゆる冒険商人である。現在でいうベンチャー企業の語源も「冒険」つまり「アドベンチャー」から来ていることは多くの方が知っているだろう。
出資者から委託された、船のキャプテンは代表取締役、持ち場の責任者は取締役である。さらに監査役は交易航海の船に同乗し、出資者に変わって冒険商人の交易活動を監視し、寄港時に活動状況を出資者に報告する。いまでいう株主総会である。(船がポートに戻ることから"Re-Port"つまりレポートの語源である)
この取締役であるが、その権限と業務執行の責任がフォーカスされる中で、会社法が規定する取締役の義務に関して以外と知られていないのが「取締役に対する監督義務」である。つまり代表取締役を含めた他の取締役が善管注意義務、忠実義務(競業避止義務)を果たしているか、あるいは利益相反行為を行っていないかなどを監督しなければならない。
ベンチャー企業の多くは、その株主が外部取締役として役員に名を連ねていることが多くなってきており、取締役会が形骸化する傾向にあるが、このような義務を負わなければいけないともなると外部取締役はそれなりに厳しい立場なのである。
シリコンバレーのベンチャーキャピタリストであるDave Takeuchiさんのブログで興味深いエントリーがあった。Venture BeatへNick Sturialeが寄港したコラムに対するレビューであるが、取締役会を機能させるポイントは
さらに
形骸化させない取締役会にするためには、外部取締役は決して遠慮がちにならず、実際業務執行を行っていない立場から取締役会において、積極的かつ建設的な意見を戦わせることができるようなベンチャー企業が理想的である。
僕もITベンチャーの外部取締役を勤めているが、このような立場で役員会に臨みたいと再確認させてもらったエントリーである。
出資者から委託された、船のキャプテンは代表取締役、持ち場の責任者は取締役である。さらに監査役は交易航海の船に同乗し、出資者に変わって冒険商人の交易活動を監視し、寄港時に活動状況を出資者に報告する。いまでいう株主総会である。(船がポートに戻ることから"Re-Port"つまりレポートの語源である)
この取締役であるが、その権限と業務執行の責任がフォーカスされる中で、会社法が規定する取締役の義務に関して以外と知られていないのが「取締役に対する監督義務」である。つまり代表取締役を含めた他の取締役が善管注意義務、忠実義務(競業避止義務)を果たしているか、あるいは利益相反行為を行っていないかなどを監督しなければならない。
ベンチャー企業の多くは、その株主が外部取締役として役員に名を連ねていることが多くなってきており、取締役会が形骸化する傾向にあるが、このような義務を負わなければいけないともなると外部取締役はそれなりに厳しい立場なのである。
シリコンバレーのベンチャーキャピタリストであるDave Takeuchiさんのブログで興味深いエントリーがあった。Venture BeatへNick Sturialeが寄港したコラムに対するレビューであるが、取締役会を機能させるポイントは
・Agendaを再考せよ
・Board Membersに問題解決に関与させよ
・Board Membersに準備して来させよ
・Board Membersに問題解決に関与させよ
・Board Membersに準備して来させよ
さらに
「Board Meetingの(経営陣からの)プレゼンは全体時間の20%で、残りの80%は議論に使うべし。」
形骸化させない取締役会にするためには、外部取締役は決して遠慮がちにならず、実際業務執行を行っていない立場から取締役会において、積極的かつ建設的な意見を戦わせることができるようなベンチャー企業が理想的である。
僕もITベンチャーの外部取締役を勤めているが、このような立場で役員会に臨みたいと再確認させてもらったエントリーである。
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面白い記事ですね
投稿情報: daiya | 2007/10/17 14:12
てすとですすいません
投稿情報: daiya | 2007/10/17 17:20